「その時、その場所にいること」「何が撮りたかったかがわかること」を教わりました

ぼくにとってフォトアドバイスは
「その時、その場所にいること」と
「何が撮りたかったかがわかること」の大切さを教えてくれた場所。

写真のすべてはそこから始まるんだと思います。

菅原博文さん(岩手県・50代)
ニックネーム 清之助さん

菅原さん、写真を始められたきっかけは?

デジタル一眼を買ったのが2015年の9月でした。フィルム時代はバシャバシャ撮れなかったから、うれしくてたくさん撮るんだけれど、どれもつまらない写真になってしまって。

ネットをさまよって偶然見つけたのがフォトアドバイスです。なかでもDVDが気になって。購入は迷いましたが、よしダメ元だ、と覚悟して購入しました。

そうして手にとられたDVD、内容はいかがでしたか?

購入したのは、「デジタル一眼レフ上達講座DVD 全2巻」です。実はこれが、目からウロコで。もちろん、教えてくださる内容はすでに知っている部分もあったのですが、実践できていないことに気づくことができました。

「その時その場所にいることの大切さ」「何が撮りたかったかがわかる写真を撮りなさい」という先生の教えは、今でも心に残っています。これは真面目な写真教室だぞ、と感じて、本格的に学びはじめたんです。

“学ぶ前”と“学んだ後”ではどんな変化があったのでしょう?

ぼくはこれまで「いい写真が撮りたい」としか思っていなくて。きれいな景色を見て、パシャっと撮って終わりだったんですね。でも、DVD「写真概論」を学んでから、ガラッと考え方が変わりました。

大切なのは、写す建物、街、歴史を感じながらシャッターを押すということ。自然だったら自然の厳しさを、四季を感じながら撮る。いずれ訪れる冬の光景は? 春がやってきた時の変化は? そんなことを考えながら撮ると、再びそこを訪れた時にイメージとどう違ったかを楽しむこともできます。

なにより、目の前に広がっているのは、その時、その日にしか会えない一期一会の景色だということを知ってから、ファインダー越しに見える世界が変わりました。

オンラインの実践講座で印象に残っているものはありますか?

写真実践講座の「広角レンズ」でしょうか。これが一番苦しかった。画角が広いから、余計なものが入り込みやすいのです。かといって、入れたいものだけ入れて構図を考えると、ワンパターンになってしまって…。

でも、非常に手応えがあったのも確かです。課題で出した作品は、どんな写真を撮ろうかイメージしながら各地に何回も通って、どこにしようか悩みながら場所を決めて。さらにそこに通い続けて、イメージを膨らませて撮りました。何度もチャレンジしてようやく捕まえることができた風景です。

この時こそ、漠然と「いいものを撮りたい」と思うのではなく、「自分の撮りたいものを撮ろう」と思えた瞬間でした。同時に、「何が撮りたいのか」もはっきりしてきたように思います。

写真を撮っていて「うれしい!」と思う瞬間って?

たくさんありますが、チャンスを待って、ドンピシャで当たったときの気分は最高です!たとえ曇っている日でも、同じ場所でずっと立って見ていると、一瞬だけ陽がさす瞬間があるんですよ。

雲が流れて、遠くに見える青い空の点がだんだん近づいてくると、あそこから太陽がさすかもしれないなって、予想して待つんです。標準レンズの課題作品で出した「雪景陰影」は空を見上げながら、じっと晴れ間を待ったら当たりました。うれしかったなぁ。

フォトアドバイスのいいところを教えてください!

ぼくにとってフォトアドバイスは「その時、その場所にいること」と「何が撮りたかったかがわかること」の大切さを教えてくれた場所。写真のすべてはそこから始まるんだと思います。

あとは、撮ってみたいと思う内容のDVDもたくさん揃っていますし、写真実践講座も実力を高める上で有効な手段だと思います。

自己流では絶対に気付かない、プロの教えが散りばめられていますから、上手になりたい人、はたまたプロになりたい人は、フォトアドバイスの門は叩いて損はないと思いますね。

菅原さんの写真の変化

受講前のお写真

受講後のお写真